症状分類が一般的に

看護師

ひとつには絞れない

うつ病は原因による分類が主にされていましたが、はっきりと分けることは容易ではないことから、症状と重症度による分類が一般的になっています。これは、生物学的精神医学の進歩によって、脳内の神経伝達物質とのかかわりが解明されてきたことが関係しています。うつ病は、大きな枠組みとして、気分の均衡が失われる気分障害に含まれて居ます。一般的に言われているものは、大うつ病障害というものにさらに細分化されていて、症状が強いうつ状態に限られたタイプです。単一エピソードタイプと繰り返しおこる反復性タイプはあります。社会的環境に影響されることなく、何らかの素因や体質、生まれながらの性格によって発症する以前、内因性と呼ばれていたものは、このタイプに該当します。そして、心理社会的な要因によって起こるケースでストレスが引き金となっていた心因性に分類されていたものは、気分変調性障害タイプです。これは軽症状態で2年以上にわたり鬱状態が続くのが特徴です。加えて、躁状態も含んだ双極性タイプもあります。特に双極性?型障害は、うつ状態がほとんどで、いわゆる新型というわれるものの一部はこれに該当します。従来型とは反対の症状が出ることも多く、食欲増進や過剰な眠気などがその典型例です。いわゆる原因による分類があまり使用されなくなってきたのには、内因性であってもストレスが誘因となって発症するケースが少なくないことや身体因性にも同じ神経伝達物質が関与していることがわかってきたからです。つまり、心や身体のいくつかの要因が、複雑に絡み合い発症してしまっているということです。発症の仕組みとしては、まず、生まれ持った性格や気質などが関わっています。いわゆるマジメで責任感が強い人というのが代表格です。そこに育った環境やしつけ、生きていく中での喪失体験などを経て、物事の考え方やストレス耐性というものが出来上がります。うつ病は環境の変化などによるストレスで発症することが多いです。しかし、生まれ持った性格と生きていく中で形成されたストレス耐性により発症リスクは変わるとされています。大きなストレスがかかり続けたり、ガンや心に関係した別の病気にかかったりすることで、今度は脳のトラブルが発生します。眠い、楽しい、痛いといった感情や感覚が起きるのは脳内の神経細胞で情報をやり取りしているからです。しかし、情報交換に関わる神経伝達物質が減少することで、思考や感情のコントロールがうまくできなくなります。発症には、セロトニンとノルアドレナリンの減少が特に関係しているとされています。このように多くの要因が積み重なってうつになるわけです。

喜の感情だけが抜ける

医療

うつ病は、喜怒哀楽の喜びの部分が欠落した状態です。また、頭の中はパンク状態なのに、それでも休もうとしないため、症状は悪化していきます。どこかでブレーキをかけてあげる必要があり、それは医師であり周囲の人の役目です。

詳しく見る

治療には時間が必要

ナース

うつ病は精神科などに予約を入れてから受診します。家族などに付き添ってもらうと治療の手助けになるでしょう。基本的な治療は抗うつ剤の投薬で、同時に休養を取ることも重要です。薬で体の調子を上げて、休養で心の疲れを取ってください。

詳しく見る

適切な治療を受けるために

診察

うつ病は適切な治療を受ければ治る病気ですが、その病態は複雑なため長引くことが多いです。周囲のサポートと医師の力なしではなかなか回復は難しいため、妨げになるものを極力減らすためにも、心理教育をサポートしてくれる人とともに受けることが大事です。

詳しく見る

治療費の相場をチェック

ウーマン

うつ病の治療にかかる費用は健康保険が適応される場合、診察と薬代として1ヶ月6000円から1万円程度が相場です。少しでも治療費の負担を軽減したいという場合は、自立支援医療制度を利用しましょう。利用することで原則、1割となります。

詳しく見る

Copyright© 2018 なぜうつ病になるの?【セロトニンとノルアドレナリンの減少が関係】 All Rights Reserved.